冷媒の種類と番号

冷媒の種類

 冷媒は狭義には熱を低温から高温に移動させる熱媒体であるが、高温から低温に移動させるいわゆる熱媒も含めて使用する場合が多い。近年では「作動媒体」の表現も用いられる。種類としては、フロン類のように相変化を伴うもの、ブラインのような顕熱のみのものに加え、氷スラリーや化学反応を伴うものも含まれる。
 冷凍サイクルい使用される冷媒は、毒性、可燃性などの人体に安全であること、適正な動作圧力で効率が高いこと、安定であることに加え、地球環境保全に優れていることが要求される。

冷媒番号

冷媒の番号は以下のように定められている(ISO817)。

R 千 百 十 一 付加記号

  • 千の位
  • 炭素の2重結合の数。環状化合物の場合は大文字のC
  • 百の位
    • 0~3:炭素数4までのフロン類と炭素数3までの炭化水素
      • 百の位:炭素数-1
      • 十の位:水素原子の数+1
      • 一の位:フッ素原子の数
      • 付加記号:異性体記号(小文字のアルファベット)
    • 4:非共沸混合冷媒
      • 十、一の位:冷媒の組み合わせでの認定番号
      • 一の位:フッ素原子の数
      • 付加記号:組成での認定番号(大文字のアルファベット)
    • 5:共沸混合冷媒
      • 十、一の位:冷媒の組み合わせでの認定番号
      • 一の位:フッ素原子の数
      • 付加記号:組成での認定番号(大文字のアルファベット)
    • 6:その他の有機化合物
      • 十、一の位:分子量
      • 一の位:フッ素原子の数
      • 付加記号:異性体記号(小文字のアルファベット)
    • 7:その他の無機化合物
      • 十、一の位:分子量
      • 一の位:フッ素原子の数
      • 付加記号:異性体記号(小文字のアルファベット)

    冷媒番号の表記はR134aを例にすると以下のようなものがある。
    "R134a","Refrigerant 134a","R 134a","R-134a",HFC-134a"